咬合の原因となる不定愁訴の発現を予防する、正しい咬合とは一体どのようなものでしょうか。
【口腔内の状態】
①歯に欠陥がない。
※成人の場合、親知らずを除く健全な28本の歯並びが良く、揃っていること。
②歯肉(歯ぐき)や歯を支えるための骨がしっかりしている。
③対合歯と調和している。
※対合歯(上下の噛み合う歯)がうまく噛み合い、どの歯にも平均に力がかかっていること。
④全ての歯が活用されている。
※左、右もしくは、前、奥のいずれか一方でばかり噛んでないか。
⑤噛み合う高さが適正である。
【筋肉の状態】
①良く鍛えられている。
②緊張がない。
③神経や血管を圧迫しない。
【顎関節の状態】
①頚椎に不健全な影響を与えない。
②なめらかに動く。
③顎関節症にかかっていない。
【咬合(噛み合わせ)が不正になる原因】
抜けた歯を放置している。
歯並びが良くない。
親知らずがある。
歯が磨耗、咬耗している。
偏った食生活をしている。
無労働など、ストレスのある生活をしている。
不適切な歯科治療を受けている。
【正しい咬合(噛み合わせ)を確立する治療法
天然歯の歯列矯正や虫歯の修復をする。
ブリッジ(架工義歯)をつける。
有床義歯をつける。
インプラント治療を行う。